将棋とメンタル
こんにちは!Banbooです。
将棋に限らず、何を取り組むにしてもメンタルが安定しているかってとても大事ですよね。コンピューターと指していたり、一人で詰将棋や研究をしているときには各上にも勝てそうな自身が湧いてくることがあるのですが、対人だったり、負けたくないと思う場面ではなかなか思うような結果が出ないことはよくあります。
もちろん、そこで結果を出すのが実力であり、緊張や不安も乗り越えなければならないものであり、それを克服していくことで将棋も上達していくのだと思います。
僕は人一倍メンタルが弱いと感じるため、弱気になっていたり、今指したら負けるなという時にはなるべく指さないようにしています。それでもどうしても指したくなって指す時もあるのですが、やっぱり適当な将棋を指してしまったり、手が見えなくなったりして、大抵負けます。
対局数を重ねていないうちは、まだ負ける理由がメンタルであるかどうかもわからないですが、たくさん対局を重ねていくうちに、今がどういうメンタルの状況なのか、実力が拮抗している相手に勝ちやすいのか、負けやすいのか、というのが肌で感じられるようになってきます。自分の実力を最大限発揮するためにも、なるべくいい状態のメンタルで対局に臨みたいものです。
もちろん素の棋力を上げるのが一番大事です(笑)
僕がメンタルの状況を、何となく肌で感じられるようになったのは最近のことで、負けまくって10連敗したときになぜこんなにも勝てなくなったのか自分の将棋を振り返ってみるとポカはするし、悪手は指すしで散々でした。
振り返っているときは「何でこんな将棋を指してしまったんだろう」「今だった絶対にこんな手指さないのに」、と思うことが多々ありました。それは、当たり前ですが何も緊張することがなく焦ることがない状態で棋譜を見ているからです。
つまり、振り返って棋譜を見ているときのようなメンタルの状態を実際に対局しているときに発揮することが出来れば、現在よりもう少しいい将棋が指せると思います。
もともと対人でもあまり緊張せずさせる人には関係ないかもしれませんが(笑)
僕の感覚として、メンタルがいい状態で臨めた対局は一つ一つの判断が速くなるので、時間少し余ります。反対にメンタルが不安定な状況での将棋は時間切れ負けも多いし、対局が終わった後はどっと疲れます。こういったメンタルの癖に気付いていくことで、少しづつ自分の内面的な部分がわかるようになってくるのだと思います。
人それぞれ感覚は違うし、癖の見つけ方やいいメンタルへの持っていき方も違うと思います。
僕の、いいメンタルへの持っていき方は勝ち負けにこだわりすぎないことです。もちろん目的は将棋の棋力向上なので勝ち負けはとても大事なのですが、こだわりすぎると、どうしても緊張してしまい委縮した手を選択してしまいます。つまり、僕にとっては、勝ち負けにこだわりすぎないように指すのが一番勝率が高いと感じています。
よく考えすぎもよくないと聞きますが、まさにそんな感じです。対局の時は頭はシンプルに、よりクリアに臨むことで一番自分の実力を発揮しやすいと感じています。
緊張しがちな人は、ぜひ自分なりの対策や方法を考えてみてください。
ありがとうございました。